わるいHTML のまとめ
- わるいHTML -- よいHTML、わるいHTML:ウェブユーザビリティについて についてのまとめです。
◆無意味な画像の多用
◆ページ全体をテーブルで囲む
・HTMLには画面上でテキストや画像を自由に配置する手段が提供されていないため、table要素を使って画面全体をひとつのテーブルに仕立てあげ、そのセルの中にオブジェクトを配置するというテクニックが蔓延したことがあった。これはtable要素の本来の役割に反しているだけでなく、利用者にとってもありがたくない副作用があります。
⇒table要素の内容は、その範囲のデータ全てがダウンロードされてからでないと表示されないので、利用者が置き去りの状態になってしまう。
◆利用者の選択の自由を奪う
・テレビやラジオと違い、Webページは本来自由度が高いものなのだが・・・
□ページ選択の自由
・サイトの目次や選択肢を示さずに「次へ」というリンクを辿る以外に先に進む手段がない。
⇒ページ選択の自由は利用者にあるので、各ページからも目次に戻るリンクを用意するのは当然の施策である。
□ウィンドウをむやみに開かない自由
・リンクのアンカーをクリックすると勝手に新しいウィンドウ(またはタブ)が開くものがあるが、ウィンドウを別に開くかどうかは利用者に選択権がある。逆に別ウィンドウを開かないようするという機能はほとんど用意されていないので、使い方は利用者に委ねるべし。
□画面サイズを変更する自由
・本来であれば画面サイズに応じて、段落のテキストは自動的に折り返すが、width属性を絶対指定するなどしてしまうと、利用者にとって不愉快な状況に陥る。
□余計なものを見ない自由
・目次ページの前に大きなロゴ(しかもFlashなど)ページを用意するとか、ページを開くといきない音楽や動画が再生されるなどの「余計なもの」は利用者の自由を奪っている。
⇒マルチメディア作品を見てもらいたいならば、そのように明記した別リンクを目次に用意すべし。
◆特定のブラウザや環境に依存する
・「このページは○○4.0以上でご覧ください」などの記述は、特定のブラウザに依存していることを自ら認めているという点で愚の骨頂である。
□環境に依存した文字
・濃色の背景画像の上に白文字をでは、画像表示がOFFになっていると何も読めなくなる。また、小さな文字サイズの指定はモニタの画面サイズや解像度によっては判読不能になることもある。
◆ちゃらちゃら動くものが多い
・画面上にあれこれ動く要素があるページは、落ち着きのない印象を与え、読者の注意が分散されてしまう。
⇒適材適所で、ぜひ注目してもらいたい内容を表現する手法としては効果的だが、濫用しては逆効果。